1.北風よ,早く起きよ! 南風よ,早く吹け!
わたしの心の園に吹き,その香りを漂わせよ。
北風よ,早く起きよ! 南風よ,早く吹け!
わたしの心の園に吹き,その香りを漂わせよ。
(復)
わたしの愛する方がここに入り,
永遠にわたしと共にいて,わたしの純潔の愛を享受されますように。
2.ナルドの香油を彼の頭に注ぎ,美しい髪の毛で彼の足をぬぐいます。
王が席に着かれた時,部屋中に香りが充満します。
3.彼は林の中のりんごの木のようであり,
わたしは喜んで彼の陰の下に座ります。
その実は甘く熟していて,
わたしの力を増し,わたしの心を喜ばせます。
4.わたしの心の愛する方よ,来てください。
わたしはあなたのものであり,あなたはわたしのものです。
わたしたちは共に野に出て行って,各種の良い実を享受しましょう。
5.わたしが彼の心に印のように刻まれますように。
彼の愛はさらに強く,大水も押し流すことができません。
6.あなた以外に高い天で,わたしはだれを持ち得るでしょうか?
あなた以外に人の間にも,わたしはほかに帰る所はありません。