1.わたしはかごの中の小鳥であって,
大空から,また広大な野原から遠く離れています。
彼がわたしをここに置かれたので,
わたしは彼に歌い賛美してやまないことを願います。
このように拘束されることを喜びます。
このことを通して,わたしの神よ,あなたを喜ばせたいのです。
2.監禁される中でわたしは他にすることがなく,終日静かに歌います。
わたしが喜ばせたい神は,わたしがほめたたえるのを傾聴しておられます。
彼はわたしの翼を縛りましたが,
わたしの歌を,頭を低くして聞くことを好まれます。
3.おお,神よ,あなたには聞く耳があり,祝福を与える心があります。
わたしの音調はつたないのですが,
あなたは少しも軽んじたり,いやがったりされません。
なぜならあなたは,この音調の弦が
甘い愛によって弾かれたことをご存じであるからです。
4.この籠はわたしを四方から監禁しており,
わたしは自由に飛び回ることができません。
わたしの翼は縛られていますが,わたしの心と霊はなおも自由です。
監獄の壁は,心と霊が釈放され,飛び上がるのを妨げることはできません。
5.わたしの心は監獄のかんぬきを超越しています。
わたしの霊は飛び回っており,何と自由自在でしょう!
心で愛した主に向かって飛び上がり,彼のみこころを礼拝します。
あなたの堅固なみこころの中で,わたしの霊は自由と歓喜を得ます。