1.かみの大いなるあい, ことばに言い得じ,
星座よりなおたかく, よみよりもふかし。
つみにおそれ,こころ 悔いるものらを,
御子のすくいにより かみ,むかえたもう。
(復)
ゆたかなかみのあい, はかるすべなし。
御つかい,せい徒らも, とわにぞうたわん。
2.さいげつもえい華も, てん地も過ぎゆく;
いまあいをこばめば, かの日たすけなし。
つみびとの負さいに, めぐみほどこす,
かみの大いなるあい, 変わることなし。
3.大うみをぼく汁とし, 大ぞらをかみとし,
くさをみなふでとし, ひとみな文士とし,
すみ,かみ,ふで,ひとを つかい尽くすも,
かみの無げんのあい, いまだ書き得じ。