1.主,かみのたから, またよろこび!
かみ,よろこびの あぶらを塗られる。
(復)
われら珍重する, 主の善さと美,
かぐわしさ,あまさ, うるわしさを。
2.うるわしいかた, あいすべき主;
くちにはめぐみ, わがこころしたう。
3.誕生のとき,なれ, たからを受け,
埋葬のとき,なれ, 香料でつつまれる。
4.ながかしらには, 香油そそがれ,
あしにも塗られ, ひとにあいされる。
5.死のもつやくは, ひと,なぐさめ,
復かつの香料は, かみ,満ぞくさせる。
6.主,われのなかで, もつやくのよう,
うるわしいヘンナ樹, ゆたかなオレンジ。
7.ぶどう酒にまさる あまきなが愛!
香油のような御名, 何ととうとき御名よ。
8.なが善さと美を われはおもう;
なれのあまさを あじわい,飽き足る。
[6節の「オレンジ」は,雅歌第2章3節の「りんごの木」の別訳です。]