1.自分のおもいでは, つよいとおもうが,
ちからないことを, われ,知らず。
2.この世にあるとき, 欠け目をおぼえず,
自ぶんの努りょくを ほこっていた。
3.自己のあさはかさ, やみのゆえ知らず;
過だいひょう価して, 自己ほこる。
4.主のまえに出れば, ひかり刺しとおし,
見えなかったものを ばく露する。
5.御まえに畏しゅくし, おごりは消え去る;
すべてばく露され, よわさ知る。
6.おごるべきものや たよるものはない;
恥じて悔いるのみ, いのれない!
7.主の血といのちで ほろびまぬかれた;
されど自己けがれ, 恥じるのみ。
8.あらゆるたかぶり, 自己へのしんらい,
こころにくらやみ あるがゆえ。
9.うごくも止まるも, かたるもだまるも,
すべてはしっぱい, よわさのみ。
10.いのろうとしても, 信頼しようとしても,
われに信こうなし, あわれみを!