1.主なくば無りょく, われ,立ち得ず,
ちから,ぜん,知恵, われにはなし;
親あいなる主は, いっ切のいっさい,
主の手にあれば, 祝ふくとなる。
2.主なくば無りょく, みちはながい,
つかれてよわく, ためいきのみ;
主を持てば,われ みちまよわず;
主のみちのゆえ, 主はみちびく。
3.主なくば無りょく, あいする主よ;
目には見えねど, 主はしたしい;
あまきまじわり, 安そくなくば,
見知らぬ地にて, 何たる孤どく。
4.主なくば無りょく, 霊のふかみの
ひつようなにか, 知るものなし;
こころのおくに 入り,なぐさめ,
ささえるかたは, 主のほかなし。
5.主なくば無りょく, とき,みじかし,
われもやがては この世を去る;
されど,主とわに われはなれず,
変わらぬあいを ほどこしたもう。