1.つみにくるしむ われをさがし,
かれはやさしく かたに乗せて,
ひつじのむれへと, われをかえされる。
(復)
こよなきあい! あがないの死!
満ちあふるめぐみよ! むれへとかえされる!
2.きず負うわれに あぶらを塗り,
かれはささやく: 「なれ,わがもの!」
このあまきこえに, こころはよろこぶ。
3.くぎあとしめし, 血はながれる,
いばらのかんむり, こうべに受く;
主の受けた苦つう, はかり知れぬもの。
4.御まえに座して, 御かおを見る,
こころ感げきし, しゅくふくおもう;
とこ世のさん美も, なお主には足らず。
5.ときは過ぎゆき, あんそくする;
さいこうのあさ, いまや間ぢか:
きずなきはなよめ, むかえ入れられる。