92 主を賛美する ― 彼の死(英110)

James G. Deck

1.この時はどのような時でしょう! 孤独な時でした!
  四方は暗やみでした!
  天の神のひとり子が,人の血肉を持って人のために死なれました。
  これは何と痛ましいことでしょう!
  栄光の主が十字架につけられました!
  命の王が人に陥れられました。

2.ああ,このような神・人の生と死は,真に不思議の中の不思議です!
  これは中心です! 二つの永遠の中のものは,
  あなたの賛美すべき方を,目をあけて見ないものはありません。
  おお,主イエスよ,あなたの十字架が,
  わたしの永遠の安らぎの住まいです!

3.ああ,わたしたちはその木を見て,心が何と感動することでしょう。
  愛の具体化がされこうべの地で死なれました!
  ああ,あなたがこのように苦しんでおられるのを見る時,
  喜び,また憂いに満たされずにいられません!
  わたしたちの心が裂かれるほどにあなたの叫びと祈りを聞きます:
  「エリ,レマ,サバクタニ!」。

4.おお,主よ,わたしたちは真に死ぬべきであり,
  神の激怒を受けるべきでしたが,
  神が彼の愛する御子であるあなたに
  苦しみを受けさせ,罪を担わせ,恥を忍ばせられました。
  義はわたしの救い主を殺しました。
  わたしはあなたと共に釘づけられ,あなたと共にそこで死にました。

5.わたしたちがあなたと共に命を得て,
  あなたと共に死から復活させられたのは,
  あなたがかしらであり,わたしたちがからだであって,
  わたしたちがあなたと共に神のものであり,
  共に神によって祝福されるからです。
  わたしたちは本来,刑罰を受けるに値するものでしたが,
  今やあなたと共にアバと呼びます。

(歌詞/全訳 切り替え)

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