315 慕い求める ― 自己を離脱することを

作者不詳

1.唇は不潔で,心も不潔であって,みな失敗であり,みな汚れています。
  前には望みを持っていたものが今や消え去りました。
  主よ,あなたはなおも恵みを与えてくださるのでしょうか?

2.聖の中でなお行ないがあり,へりくだる時になお自己に頼ります。
  罪のために悔やんで流したわたしの涙でさえ,
  あなたの血で洗い清めていただく必要があります。

3.最も良い考えの中になお自己が存在し,
  最大の自己を捨てることにもなお動機があります。
  わたしの心がわたしの敵です。
  主よ,わたしの希望をあなたに置いてもよいでしょうか?

4.神に仕える中で,自己の考えがあり,
  人を愛することの中に,自己の好みがあります。
  わたしは動くことはできないし,止まることもできません。
  どのような事でもどこでも自己が潜んでいます。

5.わたしが持っているすべては旧創造から離れることが難しく,
  少し動くとすぐに自己があります。
  あなたの栄光が完全にこの祝福された心に満ちることを,
  何と慕い求めることでしょう。

6.祈れないし約束もできません。主よ,ただあなたを見つめるのみです。
  あなたの言葉を遣わし,あなたの栄光を啓示してくださいますように。

(歌詞/全訳 切り替え)

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