1.わたしがまだキリストの麗しい姿を見ていない時,
時は何と味気なく,忌むべきものでしょう!
鳥の快いさえずり,きれいな花も,
わたしにはもはやその甘さはなくなります。
愛すべき太陽が光線を失い,
田野は歓喜を表現しようとしても無駄になります。
わたしが彼の中で楽しむ時,黒雲も晴れた空のように美しいのです。
2.彼の御名から最もかぐわしい香りを発し,
彼の御声が最も甘いメロディーとなり,
彼の同在がわたしの憂いを消し,わたしの内側を喜ばせます。
彼がこのように絶えず親密であれば,
わたしには恐れるものも,求めるものもありません。
わたしのように喜ぶ者はおらず,わたしの春は永遠に存続します。
3.彼の御顔を仰ぐと甘く感じ,わたしはただ彼の喜びを求めます。
時と場所はどれほど変わっても,
わたしの心を変えることはできません。
彼の愛と恋しさを感じれば,宮殿も嘲笑すべきおもちゃとなり,
キリストがわたしと共におられるなら,監獄は栄光の宮殿となります。
4.わたしの主よ,わたしが真にあなたのものであるなら,
あなたがわたしの詩歌,太陽であるなら,
あなたに伺いますが,なぜわたしはなおも憂えるのでしょうか?
なぜ厳しい冬がこのように長いのでしょうか?
黒雲をわたしの天から吹き払って,
あなたの喜ばしい臨在を回復してください。
あるいはわたしをあなたの御前に携えて,
冬のような混とんさがなく,
雲のようにたなびく様がないようにしてください。