ヨハネ4:34 イエスは彼らに言われた、「わたしの食物とは、わたしを遣わされた方のみこころを行ない、彼のみわざを成し遂げることである」。
「あなたがたは、収穫が来るまでまだ四か月もある、と言うではないか? 見よ、わたしはあなたがたに告げる.目を上げて畑を見なさい.それはすでに色づいて、刈り入れを待っている。刈る者は賃銀を受けて、永遠の命に至る実を集める.それは、まく者と刈る者が共に喜ぶためである。このことにおいて、『一人がまき、一人が刈る』と言うことわざが本当になる。わたしはあなたがたを遣わして、あなたがたが労苦しなかったものを刈り取らせた.他の人たちが労苦して、あなたがたは彼らの労苦にあずかったのである」。その町の多くのサマリヤ人は、「彼はわたしの行なったことをすべて、わたしに告げた」と証ししたその女の言によって、イエスの中へと信じた(ヨハネ4:35-39)。
王国は常に命と関係があります。植物の王国は植物の命と関係があり、動物の王国は動物の命と関係があります。もしあなたがある王国にあずかりたいなら、まずその王国の命を必要とします。鳥だけが鳥の王国にあずかります。なぜなら、鳥だけが鳥の命を持っているからです。同じように、人だけが人の王国にあずかることができます。なぜなら、人だけが人の命を持っているからです。ですから、神の命がなければ、どうしてわたしたちは神の王国にあずかることができるでしょうか? わたしたちは神聖な命を必要とします。わたしたちは再び生まれる必要があります。再生は神の王国へのただ一つの道、唯一の入り口です。
神聖な命はわたしたちを神の王国へもたらします。わたしたちはみな人の王国の中に生まれました。だれ一人、人の王国へと帰化した者はいません。例えば、犬は生まれると、直ちに犬の王国の中に自分を見いだします。彼は犬であることについては何でも知っています。だれかが彼に犬であることを教え、「小さな犬よ、おまえは自分が犬であること、犬の王国にいること、今から毎日ほえなければならないことを知らなければならない」と言う必要はありません。犬は犬の王国にいて、生まれながら犬であることについてはみな知っています。こういうわけで、主イエスはニコデモに、彼は神の王国の中に生まれなければならないと告げられたのです。わたしたちは学習によって、あるいは帰化することによって、神の王国に入ることはできません。あなたは帰化して特別な国の市民になることはできても、決して王国の中に帰化することはできません。犬は猫の王国に帰化することはできません。だれかが犬に、「小さな犬よ、わたしはおまえが好きだ。わたしはおまえの国籍を変えてやりたい。おまえは犬の王国に生まれたが、猫の王国に帰化させたい」と言ったとしましょう。もしこれをしようとすれば、あなたは猫の王国に大騒動を引き起こすでしょう。犬を猫の王国へもたらす正しい方法は、犬を猫の命で再生することです。もし犬が猫の命で再び生まれることができるとしたら、その子犬は自動的に犬の王国から猫の王国に移し入れられるでしょう。
わたしたちは再生された時、神の王国に移し入れられました。コロサイ人への手紙第1章13節は、「父はわたしたちを暗やみの権威から救い出して、彼の愛する御子の王国に移してくださいました」と言います。わたしたちは再生されることによって移され、今や神の王国にいます。わたしたちが主の御名を呼んだ時、神聖な霊がわたしたちの中に入って来て、わたしたちを再生し、神の王国の中に生まれさせました。あなたは神の王国について少ししか知らなくても、あなたの内側のあなたの霊は、その王国について知っています。(ヨハネによる福音書ライフスタディ、第9編)
主よ、あなたは罪人を満足させるという神のみこころを行なって、満足されました。神のみこころを行なって罪人を満足させることは、あなたのの食物です。わたしたちの認識は「収穫が来るまでまだ四か月もある」ですが、あなたは「目を上げて畑を見なさい.それはすでに色づいて、刈り入れを待っている」と言われました。わたしたちも刈る者として出て行って永遠の命に至る実を集めます。わたしたちも神のみこころを行ない、あなたと共に満足を得ます。