1.香油のようななれの御名, ぶどう酒にまさるなが愛,
むれにしたがいゆけば, 愛のまじわりにはいる。
2.かれはわが愛するもの, かれしたい,かれもとむ;
もつやく,こころに秘め, うるわしさ身にまとう。
3.かれの愛のうちに入り, そのあまさに飽き足る;
ひるがえるはたはあい, わがこころ,たのします。
4.愛するものはわがもの, 主はぼく者,われはゆり。
日かげ,みな消えるまで, やまの上の雄じかなれ。
5.もつやく,乳香のかおり, わがこころ,しみわたれ;
きたかぜ,みなみかぜよ, こころのそのに吹けや。
6.はとのようにうるわしく, ゆりのようにきよらかで,
完ぜんに主にぞくして, 主のよろこびとなせや。
7.つきのようなかたち持ち, 太陽のような背たけ持つ;
ながいのちをあらわし, ながこころ,やすませる。
8.主とわれ,愛でむすばれ, あいは死のようにつよく,
なににも変えられない, 香のやまに主よ,来ませ。