40 父を礼拝する ― 彼の贖い(英106)

Horatius Bonar

1.血がなく,祭壇もなく,ささげ物はもはや過ぎ去りました。
  煙がなく,燃える火もなく,
  いけにえはもはや必要とされません。
  さらにまさった血がさらに尊い血管から流れ,
  人の汚れを洗い清め,人の罪の負債を償いました。

2.神よ,あなたの御子の血のゆえに,あなたに感謝します。
  この血によってわたしたちは義とされ,
  この血によって勝利を得ることができました。
  地獄,死,暗やみの勢力に大いに打ち勝ちました。
  二度目の戦いはもはや必要なく,敵を一つも残されませんでした。

3.神よ,天からの恵みのゆえに,あなたに感謝します。
  わたしたちの最大の不義を過ぎ越し,
  最も深い罪を赦してくださいました。
  あなたの栄光,権威,力が世々に至るまで永遠に存続するように,
  あなたのすべての愛を賛美します。

4.神よ,望みが堅固であるゆえに,あなたに感謝します。
  沈んだ霊はあけぼのの光が現されるまで,
  それによって再び立ち上がります。
  幸いな望みは,最も疲れた荒野,最も困難な道において
  何と鼓舞することでしょう。

5.神よ,あの栄光の冠のゆえに,あなたに感謝します。
  それはただ一時的な美しさで,
  目をそらすとすぐ枯れるようなものではなく,
  御座と同じように永遠に朽ちることはありません。
  喜ばしいことかな,
  御座に向かってすべての冠を投げ出すことができるとは。

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