1.わたしは自分の思いによれば,自分はとても強いと思いましたが,
自分はいかに力がないかを知りませんでした。
2.わたしは世の人の間に生きていて, 自分に欠け目があると思わず,
ただ自分はいかに奮闘し努力して,
どのように前進してきたかを知っていました。
3.わたしは暗やみの中に住んでいた時,
自分がいかに浅はかであるかを知らず,
ただ自分はいかに無限であるかを思い,
へりくだりはいらないと思っていました。
4.わたしがあなたの御前に来る時,光が覆う幕を刺し通して,
かつて見たことこともないものを見て,完全にあらわにされました。
5.あなたの御前でわたしはただ委縮し,
すべて委縮して,すべて消え去っていきます。
すべての高ぶりがみな弱さに変わり,すべて裸になります。
6.おごるべきものがなく,高ぶるべきものがなく,
頼るべきものがなく,頼むべきものがなく,
あるのはただ自らを恥じることであり,自らを悔いることです。
わたしはまた祈ることができるのでしょうか?
7.幸いにもあなたの血があって,罪定めから免れ,
あなたの命があって,焼き滅びることから免れましたが,
わたしは真に何と汚れており,何と恥じるべきでしょう。
8.あらゆる高ぶりは愚かであり,
実にへりくだることさえ必要ないと見ます。
すべて自分に対する信頼は,心が真っ暗であるがゆえです。
9.静かにしても間違い,動いても間違って,
語らなければ不安で,語ると行き過ぎます。
みな失敗であり,みな弱さであって,みな妥当ではないのです。
10.わたしは祈りたいのですが,信仰がありません。
依り頼みたいのですが,どのように追い求めるのでしょうか?
どのようにして再出発することができるのか,わかりません・・・・
主よ,あわれんでください!