353 ささげる ― 主に立ち返る

作者不詳

1.以前わたしも熱心であり,多く努力し,前進することを求めましたが,
  あわれにも今は変わって,救い主に近づこうとしなくなりました。
  かつての勤勉な光景を懐かしく思います。
  それは夜遅く床に就き,朝早く復興され,
  いかに労苦し,自分を顧みなかったかの日々でした。
  しかし今は氷のように冷たくなってしまいました!
  (復)
  わたしは救い主を忘れることがあり得るでしょうか?
  わたしは天の御父から離れることができるでしょうか?
  彼の心はわたしのために憂い,悲しんでいます。
  わたしの心はどうして忍んで顧みないでいられるでしょうか?

2.以前わたしはすでに全存在をささげて,
  労苦し,しかもそれは金銭のためではありませんでした。
  しかし今はこの世俗に使われ,この世に従って浮き沈みしています!
  かつて節操を保っていましたが,今はこの世に未練があり,
  放縦し,憂さを晴らす言葉を語っています!
  長年,流浪していますが,悔い改めようとしません。
  いつになれば嫌う気になれるのでしょうか?

3.以前わたしの心は単一に主を愛し,彼以外に慕うものはなく,
  寝てもさめても,常に火のように熱く思い,
  世俗,人情に心がなく,すべての事を捨て去りました。
  しかし今は地のものを追い求め,
  世俗と何の違いもなくなったのではないでしょうか?

4.思えば,かつて主の御前にひざまづいて,
  何と満足し,何と甘かったことでしょう。
  約束して,あなたにこう言いました,
  「今後,ただあなたの遣わされることに聞き従い,
  服従して自由を失うことを願い,あなた以外に何も求めません」。
  今になって,まだ時が長くたっていないのに,
  この心はすっかりなくなってしまいました!

5.あなた以外の労苦はみなむなしく,
  影を捕らえ,風を捕らえるようなものです。
  長年,羊の群れの外に流浪して,
  あなたを持たず,順調に運ばれることはありませんでした。
  この世の情欲はもうすぐ過ぎ去るのです。
  それはもはや制御されることができるでしょうか?
  愛する主は長年,待っておられます。
  どうしてなおもためらっていられるでしょうか?

6.明けの明星が現れようとし,夜はすでに更けており,
  生きることがますます過ぎ去り,時はますます短くなっています。
  直ちに堕落した所から離れ,新たにあなたの喜びを求めに来ます。
  世俗と悪魔を拒絶し,再び来て天を味わい,
  失われた愛の心を今,再び取り戻し,以前の地位になおも立ちます。
  (復)
  わたしは今,再び狭い道を歩み,むなしいこの世を顧みません。
  前にある栄光はすぐにも現れようとしています。
  わたしは忠信に苦しみを受けることを願います。

(歌詞/全訳 切り替え)

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