1.以前わたしも熱心であり,多く努力し,前進することを求めましたが,
あわれにも今は変わって,救い主に近づこうとしなくなりました。
かつての勤勉な光景を懐かしく思います。
それは夜遅く床に就き,朝早く復興され,
いかに労苦し,自分を顧みなかったかの日々でした。
しかし今は氷のように冷たくなってしまいました!
(復)
わたしは救い主を忘れることがあり得るでしょうか?
わたしは天の御父から離れることができるでしょうか?
彼の心はわたしのために憂い,悲しんでいます。
わたしの心はどうして忍んで顧みないでいられるでしょうか?
2.以前わたしはすでに全存在をささげて,
労苦し,しかもそれは金銭のためではありませんでした。
しかし今はこの世俗に使われ,この世に従って浮き沈みしています!
かつて節操を保っていましたが,今はこの世に未練があり,
放縦し,憂さを晴らす言葉を語っています!
長年,流浪していますが,悔い改めようとしません。
いつになれば嫌う気になれるのでしょうか?
3.以前わたしの心は単一に主を愛し,彼以外に慕うものはなく,
寝てもさめても,常に火のように熱く思い,
世俗,人情に心がなく,すべての事を捨て去りました。
しかし今は地のものを追い求め,
世俗と何の違いもなくなったのではないでしょうか?
4.思えば,かつて主の御前にひざまづいて,
何と満足し,何と甘かったことでしょう。
約束して,あなたにこう言いました,
「今後,ただあなたの遣わされることに聞き従い,
服従して自由を失うことを願い,あなた以外に何も求めません」。
今になって,まだ時が長くたっていないのに,
この心はすっかりなくなってしまいました!
5.あなた以外の労苦はみなむなしく,
影を捕らえ,風を捕らえるようなものです。
長年,羊の群れの外に流浪して,
あなたを持たず,順調に運ばれることはありませんでした。
この世の情欲はもうすぐ過ぎ去るのです。
それはもはや制御されることができるでしょうか?
愛する主は長年,待っておられます。
どうしてなおもためらっていられるでしょうか?
6.明けの明星が現れようとし,夜はすでに更けており,
生きることがますます過ぎ去り,時はますます短くなっています。
直ちに堕落した所から離れ,新たにあなたの喜びを求めに来ます。
世俗と悪魔を拒絶し,再び来て天を味わい,
失われた愛の心を今,再び取り戻し,以前の地位になおも立ちます。
(復)
わたしは今,再び狭い道を歩み,むなしいこの世を顧みません。
前にある栄光はすぐにも現れようとしています。
わたしは忠信に苦しみを受けることを願います。