1.ひそかなてきあり, おそろしいもの,
つみよりも狡かつ, 魅りょくもある。
それはつよい自己, わがままな自己;
自己が死ねば,主は, わがうち生く。
2.つよく,ちからある, 天然のひとは,
自しん,自慢,自己愛, 自我に満ちる。
自己を拒ぜつして, 死にわたすとき,
霊のカナンにすすみ, 主をきょう受す。
3.御座うばう自己を, はなれさせよ!
ながうちに「われ」が なくなるまで。
自しん,自己満ぞく, はなれさせよや;
なれをちからとし, 住まいとする。
4.自己ついきゅうより すくいたまえ;
われをさいだんに ささげさせよ。
傲まん,ほこりより, 主よ,すくいませ,
主をほこりとして, たかく上げる。
5.猛れつないき吹き, 自己ほろぼせ;
もはや立てぬまで, 自己ほろぼせ。
栄こう満ちるとき, だれも立ち得ぬ;
栄こうわれに満ち, 自己死なせよ。