314 慕い求める ― 自己を離脱することを (英415)

1.ひそかなてきあり, おそろしいもの,
  つみよりも狡かつ, 魅りょくもある。
  それはつよい自己, わがままな自己;
  自己が死ねば,主は, わがうち生く。

2.つよく,ちからある, 天然のひとは,
  自しん,自慢,自己愛, 自我に満ちる。
  自己を拒ぜつして, 死にわたすとき,
  霊のカナンにすすみ, 主をきょう受す。

3.御座うばう自己を, はなれさせよ!
  ながうちに「われ」が なくなるまで。
  自しん,自己満ぞく, はなれさせよや;
  なれをちからとし, 住まいとする。

4.自己ついきゅうより すくいたまえ;
  われをさいだんに ささげさせよ。
  傲まん,ほこりより, 主よ,すくいませ,
  主をほこりとして, たかく上げる。

5.猛れつないき吹き, 自己ほろぼせ;
  もはや立てぬまで, 自己ほろぼせ。
  栄こう満ちるとき, だれも立ち得ぬ;
  栄こうわれに満ち, 自己死なせよ。

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