1.ベツレヘムを発ち, かみへといたる,
主の忠じつまなび, まったくしたがう。
馬ぶねはまずしく, 見るも耐えない,
されどあしすすむ, 手に賞,得るため。
2.行けば行くほどに, みちせまくなる,
労苦理かいされず, はずかしめ受く。
しもべは主じんに まさらないゆえ,
主のくるしみ受け, ともになみだす。
3.ガリラヤ経てのち, ひとに捨てられ,
みちあやまったか? 断じてそうでない。
みちけわしくとも, 平安のなか行く;
上げられるために, おそれずすすむ。
4.ゲッセマネのそので ひとり試練受く,
サタンのこうげき, だれ耐え得るか?
「たたかいはいち時, 賞を見つめよ!」と,
かたる御つかいは, われらはげます。
5.忠じつなたましい, カルバリを経よ;
十字架のもとにて, ともにはじ受く。
自己をあわれむな, 苦つうはしばし;
なれにまみえる日, うれい消え去る。
6.「ぜん途は死んだ」と, とも,はかで泣く,
われら主とともに, たかく上げられ,
地にぞくするもの, もはやもとめず,
よろこんで,いのち, とみをうしなう。
7.もくひょうに向かい, 日々ぜんしんす;
みやこのかがやき, 間ぢかに見える。
われ,ひそかに聞く, てんのしらべを;
イェス,われらむかえ, きずいやされる。
8.主とともにあゆむ, 王こくは間ぢか,
自己はまったく失せ, 主に満たされる。
もはやつみもなく, くるしみもない;
もくひょうに向かい, あゆみつづける。