1.あなたがもしオリブをかすになるまでしぼらなければ,
そのオリブは油になることはできません。
あなたがもしぶどうを圧搾器に投げ込まなければ,
そのぶどうはぶどう酒になることはできません。
あなたがもしナルドを膏油となるようにねらなければ,
そのナルドは香ばしい香りを放つことはできません。
主よ,わたしという人はこのように,
あなたが許された傷を受けなければならないのでしょうか?
(復)
毎回の打撃はみな真の益です。
もしあなたが取り去られるものがあれば,
その代わりにあなたご自身を与えてください。
2.あなたはわたしの心の弦をかきたてて,
あなたの音楽を奏でさせたいのでしょうか?
またその音楽をすばらしくならせるために,
あなたの愛が苦しませ,虐待する必要があるのでしょうか?
あるいはわたしが倒された時,
はじめて「愛」という心を知ることができるのでしょうか?
あなたがわたしに親密に来させてくださるなら,
わたしはどのような損失も恐れません。
3.主よ,わたしは恥ずかしく思います。
なぜなら,わたしはいつも自分を保留しているからです。
わたしはあなたの彫り削りを受けたことはありましたが,
迫られ強いられたと感じています!
主よ,あなたは,あなたの喜びのままに,何の妨げもなく行ない,
わたしの感覚を顧みずに,
ただあなたの喜びを求めることができるでしょうか?
4.もしあなたとわたしの苦しみと喜びが,完全に一致することがなく,
あなたの喜びを求めるために,
わたしにくびきを負わせる必要があるなら,
わたしは多くの苦しみを受けることを願います。
主よ,わたしは完全な心をもってあなたの願いを求め,
どのような代価も惜しみません。
あなたが喜びと栄光を得られるなら,
わたしはどのような十字架も負います。
5.わたしは賛美し,また賛美して,何と甘いかを賛美します。
わたしは賛美しながらも涙を流していますが,
甘さは以前よりさらに増し加わります。
あなたよりすばらしいものがあり得るでしょうか?
あなたの喜びより尊いものがあるでしょうか?
主よ,わたしにはただ一つの祈りがあります:
あなたが増し加わり,わたしが減少しますように。