1.かみよ,なにゆえ ながあいの御子を,
われらつみびとの ためにあとうや?
このおおいなるあいは なれのあいする御子を,
わがため捨てさせる。
2.かみよ,なにゆえ 御子が御座を捨て,
くるしみ,血ながし, いのち断ちしや?
このおおいなるあいは 御子に苦なん受けさす,
わがため主,くるしむ。
3.ながあいのゆえ せいれいたまいて,
てんのへい安もて われらを満たす;
このおおいなるあいに くらぶるものはあらじ,
せいれいをつかわす。
4.かみのめぐみは すべてにまされり,
かん謝とさんびと よろこびわきぬ;
おおいなるあいのゆえ ねがわくはただなれを,
とわにたたえさせよ。