128 主を賛美する ― 彼の愛

1.不思議なめぐみ, 御まえでおもう!
  堕らくしたわれ, なぜすくうや?
  この世むさぼる つみのわれを,
  主はたずね出し, あいでつつむ。

2.つみにしばられ, くるしむわれ,
  ねがわないのに, 主はたずねる;
  ながこえ聞けど, なれを無視し,
  ながてきとなり, さからうのみ。

3.わがつみのため, 十字架で死に,
  われにへい安を, あたえたもう!
  おおくのつみと にくに生きる,
  このわれをなぜ, 主はあいすや?

4.馬ぶねに生まれ, いやしめられ,
  さいなまれしは, みなわがため!
  なにゆえ見そめ, われあいすや?
  くるしみ受けて, しゅくふくあとう。

5.何の長所もない われのために,
  主は御座はなれ, いのち捨てる!
  主よ,自ぶんには なが目を引き,
  あいされるもの ひとつもなし!

6.われ,つみびとの かしらなるも,
  美とく,こうせき, なにもなくも,
  なれはゆえなく, われをあいす!
  このあい,めぐみ, 言い尽くせず!

7.このめぐみゆえ, われ,まことに,
  なれをあいして, ふくすべきが,
  わがこころ,なお つめたきまま!
  ながあい知るも, こたえぬまま!

7.御座をはなれて, 死なれた主に,
  われ,無感かくで, ねつ意もなし。
  この世はなれず, 主にふくさず!
  なれをくるしめ, 自己を捨てず!

9.この自分おもい, しつぼうする,
  悪しきせいしつ, 自己をうらむ。
  このわがこころ, なれは知るも,
  われをあいして, めぐみたもう!

10.このわがために, なれ,くるしみ,
  苦なんを受けて, いのち捨てる!
  冷えたこころの, 悪しきわれを,
  知りつつもなお, なれ,死なれる!

11.変わりやすさを, なれは知るも,
  わがために死に, わがため生く。
  このあいおもうと, なみだあふる,
  なれにかん謝し, 不思議におもう!

12.主よ,ながこころ, 理かいし得ず,
  不思議におもいつ, れいはいする。
  天の幸ふくにも こころ向けず,
  わがかみ,わが主, うたい,賛美す。

13.ひかりのなかで 絶えずうたい,
  なが愛に感謝し, れいはいする。
  天のみやこにて めぐみにより,
  愛の標本となり 絶えず賛美す!

(歌詞/全訳 切り替え)

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