1.奇しきすくいぬし, その愛たぐいなし,
うみよりもふかく, てんよりもたかい;
えい遠に 変わらず,
ばんゆうを満たす; われを,主はあいす!
2.てんで栄こう受け, 御つかいつかえる;
されどあいのゆえ, えいこうを捨てて,
まよいし ひつじを,
たずねもとめ来て, かれはさがし出す!
3.かなしみのみちを ひとりあゆまれる;
かれのくるしみは, かみのみ知られる;
われという ごく屋に,
主ははいり来たり, われを,見いだせり!
4.ひとにうら切られ, いばらとむち受け,
かみにも捨てられ, つみとさえされる;
わがため くるしみ,
じゅう字架の死にて, われを,すくいたもう。
5.主のこよなきあい, 生けるかぎりほむ;
たずさえ上げられ, みやこに住むとき,
御かおを はいして,
こえたかくうたう: われは,主をあいす!