1.ここで御かおと相対し, 信こうで見えぬこと触れ,
ふかくめぐみを知って, みあしのもと,やすらぐ。
2.ここで良きものを食べ, しゅくふくのさかずき飲む,
困なんをすべてわすれ, 平安の感かくあじわう。
3.われにつみ,けがれあり, なれに義ととうとい血あり;
なが血はわれをあらい, 義はつみをたい処した。
4.なれのほか,たすけなし; めぐみあればもとめない;
あいあればまんぞくす; ながちからにより立つ。
[以下の三つの節はパンをさいた後に歌う。]
5.パン,ぶどう酒すでになし, すくいのあい,なおもある!
宴せきすでに過ぎたが, ながしたしみ,なおある!
6.くものはしらはのぼる, 夜の間に荒野をたびだつ;
なれの召しにしたがい, 間もなくみやこに着く。
7.宴せきに着き,また去る, こうして天の宴せき目ざす;
小ひつじのこんえんを, いま,まえあじわいする。